【保育園】0歳入園 vs. 1歳入園 :そのメリット・デメリット
4月も今日で最終日。
4月から保育園に入園された皆様、慣らし保育お疲れ様でした!
前回の投稿でお話しした通り、今日は自分なりにまとめた0歳入園と1歳入園のメリットとデメリットと、1歳入園が良いと考える理由について話していきます(中の人は経験がないため、今回は産休明け57日入園の例は含みません)。
ちなみに、これまでの投稿を読んで頂いている方は既に気がついていると思いますが、都内の激戦区で保育園に入園だと選択肢がないことも多い中、もし私に0歳入園と1歳入園のどちらかを選べるとしたら、私は1歳での入園を選びます。
0歳入園のメリットとデメリット
(7ヶ月〜11ヶ月 →4月入園の場合4月〜8月生まれ)
0歳入園のメリットとデメリット
0歳から保育園に通うメリット
- 保育園の選択肢が広がる可能性が高い
- 保育園に入りやすい
- 離乳食の負担が減る
- 社会性がより早く育つ(愛想が良くなる)
- 生活リズムが早めに整えられる(個人差あり)
0歳から保育園に通うデメリット
- 慣らし保育に時間がかかる
- 体調を崩しやすい(会社を休む事が増える)
- 母乳育児の場合、調整が難しい
- 成長を見守れない
- 1人目の場合、通算保育料が多くなる
- 予防接種や健診の度に仕事を調整する必要がある
- 保育士の数が多くないと放置されるケースもある
1歳入園のメリットとデメリット
(9月以降に生まれると翌年の4月入園が殆どですが、もちろん年の途中で1歳になれば入園条件をクリアできる)
0歳から保育園に通うメリット
1歳から保育園に通うメリット
- 予防接種や健診が頻繁な時期を過ぎている
- 0歳に比べ免疫があり病気をしづらい
- 既に離乳が進んでいるため、食事への適応が早い
- 慣らし保育の期間が比較的に短い
- 成長を近くで見守る事ができる
- 保育園を遊びに行くという感覚ななってくれる
1歳から保育園に通うデメリット
- 多くの人が育休を終えるタイミングなため、激戦区では希望する保育園に入れない可能性がある
- 2歳近くまで預けない場合イヤイヤ期に家で見るのが大変
- お家での生活習慣によって保育園生活を嫌がる可能性がある(好みが強く出る)
- 仕事から長く離れる不利益がある可能性もある
1歳入園のメリットとデメリット
3人の入園経験を振り返る
状況が許せば我が子とより長い期間一緒にいて、成長を見守りたいと思う方も、早めに預けて仕事に復帰してキャリアを優先させたいという方もいて選択はそれぞれだと思います。
私の場合は、仕事からは離れたくはない、必ず働くと決めてはいましたが、キャリアもある程度は力を入れつつも、長女と1歳までは一緒にいたいと漠然と思っていたのに、状況により復帰が早まったケースです。
そして0歳入園よりは1歳入園が良いと感じる大きな理由としては、「実家や外注によるサポートがないと、早めに復帰をしても結局は仕事に集中できず、保育園のスポットを確保する以外のメリットが少ない」と感じるというところにありました。
いくらママ自身にやる気と能力があり、会社の体制が整っていても、子供は全く「絶対コントロールできない」存在。個人的な経験上ですが、3歳になるまでは本当に良く熱を出し、病気をします。
このような状態で復帰をしていくら頑張って仕事に集中をしようとしても0歳で入園をさせて時は、入園してすぐに熱を出す日々が続き、慣らしが終わった後も数週間に一回は保育園から呼び出しがかかってきました。また、子供だけが病気ならなんとかなりますが、その病気を親ももらうというのは割と頻繁で私だけで半年に15日の有給を使いました。子供が2、3人いるとさらに対応しきれない状況になると思います。
子供は子供で日中親のケアを離れて自分なりに頑張っているので、お迎えの後は疲れ果てて帰り道に寝落ちしてしまい、食事とお風呂なしで寝てしまったことも。
しかもまだ離乳もしてない赤ちゃんは食事も睡眠も思うようにスムーズにはいきません。
母乳育児をしている場合は、日中授乳ができないので搾乳機を自由に使えてもお胸の調子が悪くなってしまい、乳腺炎になる可能性が高くなります。
私の場合は早く復帰をして(激戦区の保育園の事情によるものではありましたが)仕事への熱意もあり、せっかくプロジェクトに入れてもらったのに、予想よりも急に仕事を抜けることが多くなりました。するとチームからは比重の高い仕事があまり回って来なくなっていくというのが自然な流れで、それに対して「これからはもっと頑張るから」とも言えない自分がいて、あまり良いスタートをきれなかったと感じています。
0歳で入園するなら
いくら1歳で入園をさせたくても、状況が許さない場合や、ママ自身の希望で0歳入園が適切な場合もあると思います。その場合はどのような準備をした方が良いでしょうか。
信頼して頼れるケアパートナーを複数確保する
良く病児保育を確保するといったアドバイスを受けますが、病児保育、急な呼び出しでは使えないことが多いです。そんな理由から、月齢が低い頃から赤ちゃんのケアに関わり、慣れている人(実家、シッターさんなど)がいると急な呼び出しにも、ママ以外で対応できるので安心です。赤ちゃんは意外と個々の細かいポイントを理解しないと急なお世話が難しい場合があるので、何人かそれを理解している人がいると良いでしょう。
夫と生活リズム、家事、育児分担を話し合い、練習しておく
育休の間はどうしても家事、育児の責任の比重がママに置かれる事が多いと思います。しかし、仕事が始まるとママが対応できる時間が減るのが当然。子供が小さいうちは特に、夫が家事、育児に参加する比重のバランスが取れてないと、歪みが深くなるもの。バランスを取っていくための仕組み作りと責任範囲を可視化して、夫婦で話し合って決めておきましょう。
職場やチームの期待値を事前に調整する
一般的に赤ちゃんと生活に慣れてないと休む理由や頻度を理解できず、リソース管理に苦労する場合があります。ここは自分のやる気と熱意よりもチームの立場で現実を考えて業務量の期待値を調整しておきましょう。復帰して暫くは休みが多くなってしまう可能性を認識してもらうと良いと思います。また、お迎えも早い時間帯にできるように話しておきましょう(0歳児の場合、遅くても6時半までのところが多いですが、実際には5時台のお迎えの割合が多いです)。
赤ちゃん本人の入園準備を月齢が低い時からしておく
保育園に入園すると園の生活リズムに合わせていく必要があり、それに慣れるまで赤ちゃんはストレスを抱えやすいです。
園での食事と睡眠にスムーズに移行する為に、次の練習をしておきましょう。
- 麦茶に慣れておく(一定の月齢以降)
- 母乳の場合は粉ミルクに慣れておく
- 食材をクリアしておく
- ストロー、コップ飲みの練習
- スプーンの練習(食べさせる場合も)
- 仰向けで寝に慣れておく
- 布団やベッドでセルフねんね
- 規則正しい生活リズムを付けておく
- 予防接種は時期に合わせてしっかり終わらせておく
子育て中の選択には正解がない
子供を持つ事が何が大変って、命を授かるのに何もはっきりした事がわからないまま多くの決断を迫られ、責任を取ることになるところかもしれません。
社会に出てからも私生活ではある程度モラトリアムを続けていくこともあり、個人的には結婚してからも生活に驚くほどの大きな変化はないと感じていました。
それが妊娠した途端いきなり迫ってくる決め事の津波。産院はどこにするか、出生前診断はするか、会社にはいつ言うか、名前は何にするか、仕事は続けるか、産休はいつ入るか…などなど。何が正しいか正解はなくても状況や価値観に合わせて自分なりの選択をし、結果には責任を取る。
それが妊娠と出産、親になっていく過程かなと、改めて思います。
保育園も同じで…入園の時期、場所、認可か認可外か、などなど考慮すべき事が沢山!今回はそんな中でも3人の保育園児をママとして、保育園の入園の時期について自分なりに感じたことをまとめてみました。いかがでしたでしょうか。皆さんそれぞれの状況に合わせて家族にとって一番良い選択ができることを応援しています!