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【想】ブログを定期的に書くようになったきっかけ

maru
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二人目を妊娠し、初期の出血やつわりで終わりの分からない在宅勤務、休みを取りながら安静にしていた時のことです。

普段の忙しかった生活を全て中断し、活動が制限されていて一日中誰とも話さない生活が続くと、人は考えることが増えますね。

色々な思いが頭の中を巡り巡って、解決したり、もしくは迷宮入りしたり。

二人目が予想外に早くできてしまったことで、自分が思っていたキャリアパスにも支障が出てしまいましたし、しかもいつ仕事に戻れるか分からない状況で、毎日不安な気持ちに襲われていました。

だからその気持ちを文字にしてみたりして、人と共有してみたいとも思ってはいたのですが、やっぱり何か恥ずかしい。

つたない言葉で書いた文章を誰が読んでくれるのだろうか。

こんなこと言っても誰も共感してくれないのでは?と考え、エバーノートにエントリーが増えて行くだけ、はてなブログにもドラフトが増えていくだけになっていたのです。

そんな殆ど人と関わりのない生活をしていた8月。

友達夫婦が何日か家に泊まったことがありました。

彼らは二人とも自分のやりたいことを小さく始め、少しずつ形にしていて、とにかく勇気のある二人として尊敬しています。

どうなるか分からないけど、一旦は始めてみる。

そして周りを巻き込んでどんどん実現していく。

最初は誰もが「うまく行くのかな」と心配していたはずです。

しかし、ある程度時間が経った今、少しずつ理想を形にし、何かしら実現している二人。

まだまだ難しいことはあるようですが、堅実な二人と数日一緒に過ごしてから、少し勇気付けられ元気をもらった気がします。

あるがまま、飾らずに出来るだけのことをする。

でも私はどこかにハマっていて抜け出せてない気がする。

二人に会ってから堂々巡りになっていたキャリアについての考えとか、今後の人生の目標とかを振り返ってみたい、そんな気持ちにさせられていました。

その答えを探すためいつものように始めたのが、先ずは本をあさること。

そこで出会った本がこちら。

Sharing the Work: What My Family and Career Taught Me about Breaking Through (and Holding the Door Open for Others) (The MIT Press)

スタンフォードで教える教授が女性の地位がまだまだ確立していなかった1960年代のアメリカのアカデミアで家庭と仕事を両立させるために取り組んだこと、経験したことを率直に語った自伝です。

約半世紀前に比べるとアメリカの女性の地位は確かに大きな進歩を遂げているけど、まだまだ課題が多く、とにかく「家庭と仕事を両立させていく」というのは、どの国の誰に取っても課題として残っていて、時間のかかるものであることを再認識できたと思います。

じゃ、こういう現実の中で自分は何をすべきなのだろう、と考えた時に、先ずは何かを初める、行動を取ってみたいと思いました。

色んな意味で止まってしまっている自分に始動をかけるにはどうすれば良いか。更にネット検索をしていて出会ったあるオンライン講義。

内容を簡単に言うと、どうすればより充実した人生を生きていくことが出来るかというものを解いてくれた講義だったのですが、充実した人生を生きていくための根本的な考え方のようなものを語っていて、それには心に刺さる何かがありました。

「大多数の人は幸せという状態に到達するため生きています。

それは基本的に外部から何かを’得て’自分を満足させようという考え方です。

しかし人生を自分に取って充実したものにしたければ、自分の今の状態そのままに満足しなければならない。

人は常に他人と自分を比べて何か足りないものがあると考えがちですが、どこかにある理想の姿を求めてそれに足りない部分を埋めよう、埋まらなければ幸せになれないと思うことが、今の自分のそのままの状態で幸せになれない、満足できないという負の連鎖を生むのです。

仮にあなたが今のまま何も変えなくても十分であると考えてみて下さい。

理想の自分もしくは、他人から求められるものがどうであれ、これまで自分が歩んできた人生をありのままを受け入れ、自分が経験してきたことには価値があると考えることで、本当の満足感が得られはずです。

さらにそれを一人の人でもいいから、他人と’分かち合い’、何かを’与える’という姿勢を持つことによって、自分が既に持っているものからさらなる充実感を得ることができ、好循環を生み出していくことが出来るのです。」

ここで中心となるのが外部から何かを「得る」という態度から外部に自分の持っているものをありのまま「与える」という考え方。

確かに外部で起こることは自分のコントロール外のことが多く、何かが足りないと考えながら常に外から何かを得ることに集中していても、それが思うように得られない事が多いのが事実です。

すると満たされない、今のままでは何かが足りなくて満足できない自分になってしまう。

逆に自分の今の状況や知識が完璧でなくても、もしかすると誰かの役に立つことがあるかもしれないと考えて、自分の内部にあるものを誰かと共有していく事は、自分の力でなんとでもなる。

これを実行する上で一つ壁があるとしたら、自分が自分自身に押し付けている、「理想の自分」というものですが。

過去にどんな経験をしただろうとそれには何か価値があるはず、と思えるようになれば誰かと何かを共有することも出来るようになるかな、と徐々にポジティブな気持ちになり、9時間の講義を終えた後は、講義の中心となる考え方に完璧に納得してしまった自分がいました。

確かに拙いし、色々間違えるかもしれないけど、もしかすると誰かに役に立つかもしれない。

他にも同じ経験をしている人がいて共感できるかもしれない。

そう考え始めると、じゃ理想の自分を捨てて、とりあえずこれまで書いた事、考えていたことを、公開してみようという気になってきたのです。

すると迷わずに書き始める事が出来るようになり、仕事が忙しくて疲れていても、何ヶ月も定期的に書き続ける事ができていました。

5~6年前から何度もブログを書き始めた事はありましたが、ここまで続いたのは今回が初めてで、自分でも驚いています。

ブログを書く理由が、誰かの印象に残る素晴らしいものを書こうという姿勢から、とにかく共有してみようというものに変わったからなのでしょうか。

これまでのエントリーの数もそろそろ50回を迎えます。

今まで拙く長ーい私のブログを読みにきて頂いた皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。

これからも出来るだけ書き続けますので、また遊びに来ていただけると嬉しいです。

Profile
penmaru
penmaru
リサーチャー
観察と文章好きのアラフォー。

外資でマーケティングとPMを経験したジェネラリスト。ブログ開設で保活経験を共有しようとしたが一度挫折。その後、育休中に100以上の記事を書いてからまた脱落するも、意外とブログが読まれていることに気付き妊娠・出産・子育てに役立ちそうな内容を更新している。ママタイトルを持つ前は旅行、サイクリング、写真が趣味。
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