【出産レポ】① 第一子の出産の記録
【2017年愛育病院での第一子の出産体験記です】
痛みに耐える自信はありました。
小さい頃から病気をすることが多く、特にいつも胃腸が弱かったので様々なお腹の痛みを経験してきたからです。
あまり練習をせずに出てしまった😓ハーフマラソンも死にそうになりながらも意気込みで完走したので、兎にも角にも堪えると心の準備は出来てました。
だから無痛分娩も考えなかった。
出産体験記もおそらく100以上は読んだと思います。笑
YouTubeの見苦しいビデオも見ました。
38週に既に3000グラムくらいあった赤ちゃん。
内診すると子宮口も既に3センチ開いてました。
もうこれでOK、もう世の中に出てきても問題なしと思った私は惜しみなく体を動かしました。
毎日1時間以上歩く(骨盤と脚が痛くてもです)、お風呂に入る、アロマで刺激、鍼に通うなど。
39週が過ぎたある日、お風呂に入って、眠りにつこうとしていた満月の夜。
なんだか腰が痛み始めました。
ただ普段から腰痛がある私は、最初はそこまで深刻に考えませんでした。
お腹はジーンとした鈍い痛みがあるだけで激痛ではない。
これは陣痛なのかな?とネットで検索を繰り返して2時間。
夜の2時になって、やっと病院に電話をかけました。
助産師:「痛みは定期的ですか。1から10で表すと痛みはどのくらいですか。」
まるママ:「うーん。お腹の痛みは4−5くらいで、腰は7くらいです。でも定期的ではないですね。」
助産師:「なるほど。前駆陣痛かもしれませんので、もう少し様子を見てください。またお産になった場合に備えて少し休んだ方がいいかもしれません。破水したり、また何かあったらすぐに電話して下さい。」
まるママ:「わかりました。」
ここで直ぐに病院に行けば良かったんですよね。
これまで激痛に絶えたことが多過ぎたのか、腰からくる陣痛を完全に逃してしまったんです。
この後1時間の間、私はベッドに入ってなんとか眠りに落ちるため頑張っていました。腰の痛みは少しずつ酷くなっていきます。ただお腹の痛みは…まあ酷い便秘の後下痢になった時の痛みくらい?笑
陣痛ってこんなもんじゃないよね、多分もっと激痛がくるはずだと思い込んでました。
ちょうど1時間くらいが過ぎた頃、なんだか急に寒気がして体が震えてきました。
お風呂に入ってから直ぐに分厚い布団の中に入っていたので、寒いとは思わなかったのにどうしたんだろう。
急に不安な気持ちになり、ベッドから出て隣の部屋で寝ていた主人を起こすことにしました。
やばい、脚が震えてる。力が入らない。
その時の時間:3時半。
まるママ:「ねえ、起きて、陣痛きたかも」
シュウちゃん:「…うん…なに?」
まるママ:「やばい、なんか体が震えててさ」
主人が立ち上がりドアの前まできた瞬間、急に脚の力が抜け、何か暖かい液体が下から流れてきました。
まるママ:「うっ、破水したかも」
頭の中が真っ白になり二人でパニックに。
急いで病院に電話をして、陣痛タクシーを読んで、荷物をまとめ始めました。
そしてついにお腹に激痛が走り始めました。
痛みを堪えて気が遠くなるのを何度か我慢。
あんなに準備しておいたのに、いざとなるともうアタフタしてどこに何があるか分からない状態。
しかも寝不足だった私は分娩の希望を書いた紙がどこにあるのか分からなくなってしまったり、破水したらそのままシャワーを浴びたりせずに直ぐに病院に行かないといけないなどの事を完全に忘れていました。
何とか準備を済ましてタクシーを待つこと40分。
なかなかタクシーがきません。
シュウちゃん:「タクシー来ないね、もう出て捕まえた方がいいかも」
まるママ:「どうしよう。なんか陣痛が定期的になってきてる」
と、その時やっとタクシーが到着。
破水してから定期的にきていた陣痛は既に4分間隔に。
タクシーで20分ほどかかる病院までの道があれだけ長く感じたのは初めてでした。
病院についたのは4時30分ごろ。
破水して既に1時間が経過し、陣痛の痛みも歩けないくらいに。
この時初めて、産院選びの基準を完全に間違えていた事に気がつきます。
何が何でも産院は近くにあるべき。
どれだけ準備を重ねても、陣痛がきたら焦ってしまうし、タクシーや道路の状況などは自分ではコントロール出来ないからです。
そのまま分娩室に案内された私は3分おきの陣痛に絶えながら着替えをし、分娩台で横になります。
助産師さんに聞かれる質問に何とか答えて、抗生剤の点滴が始まると、良く妊婦健診でお会いしていた女性の先生(愛育病院は担当医制ではありません)がきました。顔見知りの先生で少し安心。
先生:「内診しますね。4センチ開いてます。破水してるし、陣痛の間隔も短くて強さもあるので、おそらく正午前には赤ちゃんに会えると思いますよ。」
進行が早いのかな。
初産は普通20時間ほどかかると聞いていたので、ラッキーな方かな。
後は約7時間程度頑張るだけ。
主人におにぎりや飲み物の買い出しをお願いし、陣痛に絶えながら出産が始まりました。